瀬戸内に浮かぶ笠岡諸島のひとつ飛島で、中学生・高校生・大学生と清掃活動に行きました。
今回の活動では、高齢化・人口減少が進み手がつけられなくなった場所の除草作業と、
そして世界的な環境問題となっている海ゴミの回収を行いました。
高齢化・人口減少が進む飛島では島の清掃が行き届いていません。
飛島は奈良時代から瀬戸内の海上交通の要衝となっており、航海の安全を祈念するための祭壇があります。
日本遺産としても登録されている祭壇ですが、周囲は雑草が生い茂った状態。
グリーンバードでは、この歴史ある祭壇の周辺の除草活動を行いました。
また、大きな環境問題となっている漂流ゴミを片付けるべく、浜辺のゴミ拾いを行いました。そして、実際に海にゴミがどれぐらい浮いているかを調査するために、岸から離れた場所までカヤックを漕いでみました。
若い人たちの力で、祭壇の周り雑然と生い茂っていた草はキレイさっぱり。
浜辺に打ち上げられたままになっていたゴミも回収することができました。
カヤックで海に出てみると、たくさんのペットボトルやプラスチックのトレイがプカプカと浮いていました。
陸からみるとキラキラと輝いてるようにしかみえない水面。
近くで見ると私たちが生み出したゴミで汚れていることに気づかされました。
これらのゴミは全て陸から流れてきたゴミ。
ポイ捨ての行きつく先は海なんだということを身をもって経験しました。
今回は活動は学生のための夏休み特別企画。
高齢化や人口減少、海のゴミ。
日本が抱える問題に触れる機会をつくりたいと思い企画しました。
参加してくれた中学生・高校生・大学生は、額に汗を流しながら真剣に活動に取り組んでくれました。本当にありがとう。
そして、飛島での活動とともに、瀬戸内の景色も満喫することができました。
船の甲板を吹き抜ける心地よい潮風。
壮大な空とキラキラした海の青い景色。
そして、人の少ない浜辺でちょっぴり遊んだり。
普段は街中で過ごすことが多い学生たちに、自分たちの生まれた土地の美しい景色を知ってほしい。
彼ら、彼女らの中に、美しい岡山の景色が1つでも増えたのなら今回の企画は大成功です。