大阪万博2025。パートナー企業であるカルティエ社が出展する「ウーマンズパビリオン」で、私たちグリーンバードは9月23日にトークセッションを開催しました。
第1部は「グリーンバードを牽引する女性リーダー」
第2部は「プラスチックとの共生」
の2部構成となっており、おかげさまで2部ともに100人に及ぶ満員御礼の大盛況となりました。
それではまず第1部について、当日の様子をレポートしていきます。
登壇者は兵庫県 姫路チームのリーダー・竹尾かおりさん(通称:たけちゃん)と広島県 福山チームのリーダー・藤井佳奈さん。
二人のトークに入る前に、代表の福田から団体について紹介。グリーンバードを知ってる人がどれくらいか確認したところ、手が挙がったのは1/3程度。半分以上の参加者が初めまして。大阪万博という素晴らしい舞台で、私たちの活動を知ってもらえる。この貴重な機会に嬉しさと同時に、緊張感も高まりました。
さてトップバッターは、姫路チームのたけちゃん。
姫路生まれ、姫路育ち。普段はアウトドアメーカーで勤務する元気◎の関西人!
彼女が2016年に設立した姫路チームは、節目となる10年目を迎えました。
街だけでなく、川や海、森、時には世界遺産の姫路城でも。さらにはゴミ拾いだけでなく、学校で授業をしたり、地域のイベントに参加、メディアに多数出演するなど、活動の幅は多岐にわたります。
詳しくは姫路チームのおそうじ日記をご覧ください!
https://www.greenbird.jp/team/himeji/blog/
たけちゃんはこの10年間を「散歩道」と例えました。
設立した最初は「自分が住む暮らしの周りを散歩しようよ」と歩き始めた散歩。そこから少しずつ仲間が増え、散歩が遠足になり、「これ遠足どころかトレッキングになるのではないか?」そんなイメージも広がってきたと。
気がつくと、たけちゃんの周りにはたくさんの仲間が集まっていました。子供も学生も、社会人もシニアも。――まさに”老若男女”を問わず。
「15,498」
この数字は、姫路チームの10年間の累計参加者数です。
散歩道は真っ直ぐ歩くだけではなく、時には寄り道することも。自分で興味を持って寄り道することもあるが、参加者が教えてくれることもある。
この寄り道から生まれたのが、前代未聞とも言える“カヌーごみ拾い”です。
「山から川、川から海。その間には街。山と海と街を繋ぐ”川”にもごみが落ちてるんちゃう?」「それならカヌーに乗って川をくだりながら、ごみを拾おう!」「知り合いにカヌーやってる人いるで!」
そんな参加者との思いつきや繋がりによって実現した企画なのです。(※今年の活動の様子はコチラ▶︎https://www.greenbird.jp/blog/11423/ )
「一人で始めた散歩が、気がつけばハイキングになっていた」予期せぬ出会いや繋がりが、彼女のごみ拾いを面白くしていたのです。
12年間にわたり、休むことなく、ごみ拾いを続けるたけちゃん。その原動力は「参加してくれる仲間たちをもっと喜ばせたい。」
この万博の前日、姫路チームの活動に参加してきましたが、たけちゃんの周りには、たくさんの笑顔が溢れかえっていました。
最後にこんな質問を投げかけました。
「あなたにとって、ごみ拾いとは?」
「Everything is connected」すべては繋がっている。
この12年間、山や海、川、そして街で、ごみ拾いを通じて姫路の地に様々な繋がりを生んできた、彼女らしい回答でした。
「この先にどんな散歩道が続いているのかはわからん。でも予期せぬ出逢いがあるのが、ごみ拾いの面白さであり、そこから生まれる繋がりは未知数。それが良いねん!」
冒頭は緊張していた竹ちゃんも、終盤はいつもの関西弁でアツく語ってくれました。
竹ちゃん、この10年間、本当にありがとう!
これから姫路チームがどんな道を歩んでいくのか、引き続き楽しみにしています!
グリーンバードには様々なバックグラウンドを持ったリーダーがいます。私たちのごみ拾いはいつの日か、街をきれいにするだけでなく、人や街を繋ぐなど、各地域でリーダーたちが中心となって新たな価値を生んでいます。是非、各チームの活動にご参加ください。
さて、続いては福山チームの藤井 佳奈さんです。
後編に続く>>>https://www.greenbird.jp/blog/21514/