この日記を読んでいる多くの方が、鵠沼・辻堂近郊や神奈川・東京在住かと思います。昨年8月にアカウミガメが鵠沼海岸に上陸し、約100匹の赤ちゃんウミガメが孵化し、海へと旅立ったことをご存知でしょうか🐢?

ニュースで一度も報道されていないので、知らなくて当然です。 さて、ここで読者の皆さんにクイズです。「今回、鵠沼海岸でウミガメが産卵したのは何年ぶりの出来事でしょうか?」
・・・・クイズを出しておきながら恐縮ですが、正確な記録はなく、30年以上と言われています。参考までに湘南沿岸という大きな括りだと、今から10年前の2015年の平塚海岸での産卵が最後です。
いつしか記録から消え、記憶の中の存在になりかけていたウミガメが、上陸するだけでも大ニュース案件ですが、なんと産卵し、約100匹もの命が誕生したのです。この理由は未だ解明できておらず、偶然迷い込んだという解釈もできますが、 産卵しようと決意し、実際に産卵したという事実が、この海がまだ「終わっていない」という証だと思うのです。
“回帰性”という希望

そして、期待を膨らませたくなるのが、ウミガメ特有の習性である「回帰性」。これは自分が生まれた浜を記憶し、数十年後、産卵する際に再び同じ場所に戻ってくるというものです。 だからこそ、この一度の出来事を「奇跡」で終わらせてはいけない。奇跡ではなく、必然に。
そこでグリーンバードではウミガメの未来のために、クラウドファンディングを立ち上げ(https://for-good.net/project/1003374)4月18日(土)支援者の皆さまと一緒にビーチクリーンを実施しました🌊

ビーチクリーンは2つのプランに別れて実施しました🐠1つは湘南沿岸でも特に多くのゴミが漂着している腰越海岸からスタートし、鵠沼海岸を目指す上級者コース。もう1つは、鵠沼海岸でマイクロプラスチックを拾うコースです。
<鵠沼海岸コース>
今回はお子様と一緒に参加される方が多かったため、腰越コースは少数精鋭。いつ来てもこの一帯はゴミが多い。。スグ隣の海岸にはゴミが殆ど落ちておらず、海流の流れでこの箇所だけ漂着することが、いつ来ても驚かされます。(活動に夢中になってしまい、頑張って拾ってくれた参加者のお写真を撮るのを失念してしまいました💦)

約30分、腰越のゴミを拾い終えると、今度は鵠沼海岸まで約30分、ゴミを拾いながら歩きます🔥この日は4月とは思えない日差しとなり、精鋭メンバーの皆さん、本当にお疲れ様でした💦
<鵠沼海岸コース>
精鋭メンバーの皆さんが丁度、到着するタイミングで、鵠沼海岸でのビーチクリーンがスタート。
この日はサーフィン、ビーチバレーなどアクティビティを楽しむ方で賑わっていました🏄

夏の海水浴シーズンになれば、この何倍もの人で溢れかえると思うと、本当にこの海岸でウミガメが産卵したの??とつい疑いたくなってしまいます。
今回はクラファン限定という事もあり、殆どの方がビーチクリーン初体験。活動の意義や日々の活動についてお話してから、活動スタートです。

50名の参加者のうち、約半分が鵠沼をはじめ湘南エリア在住、あとは神奈川、東京や千葉から。一番遠くから参加したのは〜と確認していると「大阪から来ました!」という声が。声の主は、なんと!さかなのおにいさん かわちゃん🐟 はるばる関西からこのビーチクリーンのために駆けつけてくれました!

クラウドファンディングのアンバサダー的なポジションでサポート頂いており、返礼品の中にもかわちゃん直筆のイラストカードもご用意。殆どの子ども達が、かわちゃんのファン🐡でした。そんなかわちゃんと一緒にビーチクリーンができるという貴重な機会という事で子どもたちも大興奮!

こうして元気よく、ビーチクリーンvol.2がスタート!トングとゴミ袋ではなく、ザルと紙コップを持って出発です。なぜ紙コップを使うかというと・・・正体はこれ!辻堂チームではお馴染みの、マイクロプラスチック!

一見、何も落ちていない砂浜でも、目を凝らすと無数のマイクロプラスチックが隠れているのです。これをみんなで一生懸命に拾い集めます!「宝探しみたいで楽しい〜」なんて声も聞こえてきました。


これ見て〜とマイプラではなく変わったゴミを拾った子も!

どうやら珍しい釣具のようで、かわちゃんも興奮気味に子どもたちに解説してました🎣笑

そんなこんなで、みんなで楽しみながら約40分のビーチクリーンを終了!

ビーチクリーンを終えて集合場所に戻ると、かわちゃんによるジャンケン大会✌️勝者には大人気のお風呂ポスターをプレゼント🔥
そして本日最後のコンテンツ。みんなで後ろを振り向くと、そこにはなんとウミガメが👀!

こちらは藤沢で活動しているNPO法人アソビバートさんが開発したウミガメのビオロボット🐢素材には廃棄されたウェットスーツをはじめ廃材が使用されており、動きも忠実に再現され、まるで本当に生きているように!

子どもだけでなく、大人たちもこれには大興奮でした。実際に、ウミガメに触ることができ、とっても貴重な経験となりました。
代表の吉田さんが、ウミガメの生態系の秘密など、わかりやすく丁寧に解説してくれました👀ウミガメの口の先端が尖っているのは、自分で卵の殻を破るためなんだって〜👀!

ちなみに産まれたばかりのウミガメは目が見えないのに、どうやって海まで辿り着くかというと「光」を頼りにするのです。そのため、車の照明や自動販売機の光が強いと、間違えて海ではなく道路の方に向かってしまうため、これは「光害」とウミガメを妨げる深刻な問題の一つと言われています。ゴミだけでなく、こうした問題もウミガメの上陸・産卵に影響を及ぼしているのです。

こうしてイベントは無事に終了。地元・鵠沼在住の参加者が「今の鵠沼海岸の姿は10年前、15年前には考えられなかった」とお話ししてくれました。ゴミを拾う、ゴミを捨てない。こうした一人ひとりの小さいな意識の変化が、今の鵠沼をつくったのだと思います。ウミガメが再び戻ってくる未来を目指して、これからも辻堂チームでは、街と海での活動を継続していきます。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました🐢!