2025年9月7日。
「WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2025」2日目。
前日の熱気がまだ残っているような熊本県農業公園カントリーパーク。
会場に入ると、昨日たくさんの人が音楽を楽しんだ場所に、また新しい一日が始まろうとしていました。
1日目を終えたことで、クリーンブースの動き方や、ゴミが集まりやすい場所、混み合う時間帯も少し見えてきました。
だからこそ2日目は、昨日の経験を活かしながら、よりスムーズに、より気持ちよく活動していきたい。
そんな思いでスタートしました。
朝の時間帯は、まだ会場全体に余裕がありました。
それでも、開場とともにお客さんが少しずつ増え、フードエリアや物販エリア、通路にも人の流れが生まれていきます。
2日目のクリーンブースでも、まずは分別案内から。
ペットボトル、缶、紙類、燃えるゴミ、フード容器など、種類ごとに確認しながら回収していきました。
昨日に続いて来場されている方もいたのか、分別に慣れているような方も多く、
「昨日もここに持ってきました」
「これ、こっちですよね?」
と声をかけてくださる場面もありました。
こういう小さなやり取りが、とてもありがたいです。
クリーンブースが会場の中に少しずつなじんでいく感じがしました。
2日目のステージには、C&K、湘南乃風、10-FEET、UVERworld、MAN WITH A MISSION、Official髭男dism、そしてWANIMAが登場。
1日目とはまた違う熱量と雰囲気で、会場全体が朝から期待感に包まれていました。
C&Kの時間には、会場にあたたかく伸びやかな空気が広がっていくようでした。
お客さんの表情もやわらかく、音楽を楽しみながら過ごす穏やかな時間。
その一方で、飲み終えたペットボトルやフード容器も少しずつ増え始め、私たちはブースと会場内を行き来しながら回収を進めました。
湘南乃風のステージでは、会場の熱気が一段と上がります。
遠くからでも伝わってくる力強い盛り上がり。
お客さんの動きも活発になり、通路や飲食エリアにも人の流れが増えていきました。
こういう時間帯は、ゴミも一気に動きます。
飲み物の容器、タオルの袋、食べ終えた容器などが集まりやすくなるため、クリーンブースでもテンポよく仕分けを進めていきました。
10-FEETの時間になると、会場にはさらに熱い空気が広がりました。
音楽に背中を押されるような、力強い時間。
こちらも掃除をしながら、なんだか気合いが入ります。
フェスの清掃は、ただきれいにするだけではありません。
人の流れを見ながら、ゴミがあふれないようにすること。
分別が分かりにくい方に声をかけること。
落ちているゴミを見つけたら、誰かが踏んでしまう前に拾うこと。
小さなことの積み重ねが、会場の気持ちよさにつながっていきます。
UVERworldの時間帯には、会場に鋭く力強い熱量が走るようでした。
ステージに向かうお客さんの表情にも気合いが入り、フェスの空気がさらに濃くなっていきます。
その裏側で、私たちは変わらずゴミ袋を持って巡回。
盛り上がっている場所の近くほど、細かなゴミも見落とさないように確認しました。
MAN WITH A MISSIONの時間には、会場の雰囲気がまた大きく変わります。
見た目のインパクトも含めて、フェスらしい特別感が一気に高まる時間。
お客さんの楽しそうな声や、写真を撮る姿、ステージへ向かう足取りから、会場全体がワクワクしているのが伝わってきました。
Official髭男dismのステージでは、会場に美しく大きな一体感が生まれているようでした。
歌を聴き入る人、口ずさむ人、静かに手を揺らす人。
それぞれの楽しみ方がありながら、同じ音楽を共有している空気がありました。
その時間帯、クリーンブースにも多くの方がゴミを持ってきてくださいました。
「お願いします」
「ありがとうございます」
その短いやり取りの中にも、会場をきれいに使おうという気持ちが感じられました。
そして、2日間のラストを飾るWANIMA。
やはりこのフェスの締めくくりは特別でした。
1日目の熱気を受け取り、2日目のすべてを背負って、最後に熊本の空の下で鳴る音。
会場の盛り上がりは最高潮に達し、たくさんの笑顔と歓声が広がりました。
私たちもクリーンブースから、その空気を感じていました。
ステージの前にいるわけではなくても、会場の熱は十分に伝わってきます。
ゴミを分けながら、袋を交換しながら、巡回しながら、それでも「この場所に関われてよかった」と思える瞬間が何度もありました。
終演後は、いよいよクリーンブースの本番とも言える時間です。
楽しかった時間のあとには、たくさんのゴミが集まります。
ペットボトル、缶、紙皿、フードパック、割りばし、ビニール袋、細かな紙くず。
2日間のフェスを楽しんだ証のように、さまざまなゴミが次々と運ばれてきました。
でも、そこで感じたのは大変さだけではありません。
多くの方が、最後まで分別に協力してくださいました。
疲れているはずなのに、きちんとゴミを持ってきてくださる方。
分からないものを確認してくださる方。
「おつかれさまです」と声をかけてくださる方。
その一つひとつが、本当にありがたかったです。
2日間を通して感じたのは、フェスはステージの上だけでできているわけではないということです。
アーティストの皆さんの音楽。
それを楽しむお客さん。
会場を支えるスタッフの皆さん。
出店の皆さん。
そして、ゴミを分けて、拾って、きれいにしていく人たち。
その全部がそろって、ひとつのフェスになるのだと思います。
クリーンブースは目立つ場所ではないかもしれません。
でも、会場を気持ちよく保つためには欠かせない場所です。
そして、ゴミを持ってきてくださる方との小さな会話が生まれる、あたたかい場所でもありました。
1日目に感じた手応え。
2日目に積み重なった協力。
そして、最後に残った達成感。
音楽を楽しむこと。
おいしいものを食べること。
仲間と笑うこと。
そして、出たゴミをきちんと分けること。
その全部がそろって、最高のフェスになる。
2日間のクリーンブース運営を通して、あらためてそう感じました。
WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2025。
熊本の空の下で、たくさんの音楽と笑顔に包まれた2日間。
私たちは、クリーンブースからその時間を支えさせていただきました。
ご協力いただいた皆さん、声をかけてくださった皆さん、分別に協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
最後まで楽しく、最後まできれいに。
また次の機会も、音楽と地域と笑顔をつなぐお手伝いができたらと思います。